2011/11/14

TPP論議について産経新聞の社説が理にかなったことを書いています。

TPP論議について産経新聞の社説が理にかなったことを書いています。

                  =======

【主張】TPP 先送りやめ首相が決めよ

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加をめぐる民主党の意見集約は、慎重派の反対論が強く、来週に持ち越されることになった。

 米国がTPPの大枠合意を目指すハワイでのアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議は12日に迫った。野田佳彦首相に残された時間は少ない。G20が開かれた仏カンヌで記者団に語ったのは「最終的には私の政治判断が必要になる」という言葉だった。

 首相が自ら参加の覚悟を示さないことが慎重派を勢いづかせてきたのではないか。菅直人前政権以来の議論で論点は出尽くしている。首相は直ちに議論を収斂(しゅうれん)させ、決断の先頭に立つべきだ。

 首相は代表質問の答弁で、「アジア太平洋地域の成長力を取り込めるメリットがある」とTPP参加の意義に言及した。ただ、「農業再生との両立」などの条 件も挙げ、党内論議を尊重する姿勢を崩さなかった。意見集約の遅れから、執行部には「両論併記」でお茶を濁す考えも出ていた。

 政府は参加9カ国の交渉経緯の情報を開示しており、例えば遺伝子組み換え作物や農薬など個別の安全基準は現在は議論されていない。にもかかわらず、慎重派側は「米国の圧力で基準が押しつけられる」との懸念を強調して反対の口実とする例が目立つという。

 医療、労働などの分野でも、既得権益を守ろうとする業界の動きが活発だ。そうした問題を見通した上で業界を説得し、参加に向けてとりまとめることが国のかじ取りを担う首相の仕事だろう。

 慎重派は、日本が譲歩を迫られた例として1980~90年代にかけての半導体や自動車摩擦を強調している。だが、日米が厳しい経済交渉を経て貿易を拡大させ、同盟関係も深化させてきたことを忘れてはなるまい。

 自民党の対応も見過ごせない。党外交・経済連携調査会は4日、「APEC首脳会議での交渉参加表明には反対」との見解をまとめた。参加のメリット、デメ リットについて「政府が正確な情報を出していない」などの理由を挙げているが、肝心のTPP参加そのものの是非には触れていない。

 賛否両論を抱える党内に亀裂が生じるのを避けた面が大きい。政権復帰を目指すなら、重要政策で責任ある姿勢を示さなければ、国民の支持は得られまい。

                    ======

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2011/11/06 12:04

Commented by koku さん

古森さま

遺伝子組み換え作物や農薬など

遺伝子組み換え作物がでてきてから、かなりの年月がたって、さしたる被害も出ていないのだから、もう解禁というか「食べても安全」キャンペーンでもどこかがやらないですかね。ついでに「米国産牛肉は安全」キャンペーンも。

2011/11/06 12:13

Commented by しばりょう さん

また、ジミンガーですか、民主党内で、意見集約できないのが
問題。産経が野田独裁も勧め。

2011/11/06 12:39

Commented by izatoru さん

> 首相は直ちに議論を収斂(しゅうれん)させ、決断の先頭に立つべきだ。
> 参加に向けてとりまとめることが国のかじ取りを担う首相の仕事だろう。

議論を収斂とか、とりまとめるというのは、民主党の反対派を納得させることだと思いますが、民主党のやり方では、両論併記で上に一任とか、まとまらないから上に一任とか、独断になりそうです。

> 政府は参加9カ国の交渉経緯の情報を開示しており
> 現在は議論されていない

隠していた話には目をつぶる訳ですね。
現在は議論されてないからといって、今後議論されない保証は無い訳です。
だから、信用されなかったり、反対の口実に使われる訳です。

> 自民党の対応も見過ごせない。…。肝心のTPP参加そのものの是非には触れていない。

野党を問う前に、民主党民主党党首(野田首相)ですら、TPP参加そのものの是非には触れて無い訳です。

2011/11/06 12:57

Commented by izatoru さん

・政権担当能力も無く、
・党内バラバラ、
・閣内バラバラ、
・外交交渉能力も無く、
 (尖閣諸島で逮捕した中国人を脅かされて釈放してしまったり、朝鮮由来の書籍を一方的に譲渡したり、国会議員が入国を拒否されても何も言えなかったり)
そんな政党は、外交交渉をするよりも、退陣して政権を譲るべし。

2011/11/06 13:21

Commented by よもぎねこ♪ さん

> 医療、労働などの分野でも、既得権益を守ろうとする業界の動きが活発だ。

 あらまあ、26日までは「医療はTPPの議論の対象外」って言ってたんじゃないですか?

 アレはヤッパリ嘘だったのですね。

 だったら遺伝子組み換え食品や農薬がTPP交渉の対象外って話も間違いなく嘘でしょうね。

2011/11/06 13:34

Commented by 遠州報國隊 さん

To koku さん

評論家の立花隆氏だったと記憶していますが、「遺伝子組み換え作物は、多種多様な検査で安全が確認されているから気にしない。バリバリ食べる。」とか言ってましたね。

愛媛大学の農学部のとある先生も、「遺伝子組み換え作物はネガティブキャンペーンのお陰で、考えられる限りの安全検査が行われているから、こんなに安全な食物はない。遺伝子組み換えでない作物こそ、安全検査なしで人体実験をやっているようなものだ。」「毒キノコは、遺伝子組み換え作物ではない。このように、天然・自然の作物にこそ、有害物質が含まれている可能性は高い。なぜならば、検査がほとんどおこなわれないからだ。」という内容の、逆説的な意見を書いてました。

なかなか面白い表現だと思いました(笑)

2011/11/06 13:49

Commented by よもぎねこ♪ さん

> 医療、労働などの分野でも、既得権益を守ろうとする業界の動きが活発だ。

 産経新聞の言う既得権益が何かは存じませんが、医療と言うのは全ての国民に関係する事です。

 TPPで交渉の対象になるなら、なぜその事を早く報道しなかったのですか?

 医療制度がTPPに関係する事なんか、去年の秋TPPの話が出た直後から反TPP三人組が指摘していました。

 TPPで既得権益が打破されて、医療制度が良くなるなら、もっと早くからその事を報道するべきだったのではありませんか?
 
 そうしていれば賛成派だって増えたのではありませんか?

 既得権益をどのように打破して、どんな制度にしてほしいかと言うことは、医師や薬剤師だけでなく、難病患者や障碍者にとっても非常に重要な話です。
 勿論健康保険に加入している全て国民にとっても深刻な話です。

 その意見集約をする時間だって結構かかるでしょう?

 ところがTPPの交渉は何と来年の夏には終わると言うのです。

 一体どうするのですか?
 出たとこ勝負で交渉しろと言うのでしょうか?

 報道の全てが不真面目で出鱈目で、おおよそ真面目に国際交渉の臨むようなレベルとは思えません。

 
 

2011/11/06 13:53

Commented by aokeys さん

首相が勝手に決める事がまかり通ったら、民主主義ではなくナチスドイツと同じ独裁主義ですがな。

>例えば遺伝子組み換え作物や農薬など個別の安全基準は現在は議論されていない。

 遺伝子組み換え作物を利用したかどうかの表示に関して議論されていますね。これにISD条項を加えると遺伝子組み換え作物の認可を裁判で勝ち取る道が出来ますので、あえて上げない方が後で開放させる事が出来ますが?
ISD条項が入ると実質ネガティブリストになるのが分からないんですね。

こんな程度で正論とは笑えてきます。

>医療、労働などの分野でも、既得権益を守ろうとする業界の動きが活発だ。

 当然既得権益を守る事は自分自身を守る事になるので起きると思う。マスメディアはその点推進しているので、自身の既得権益を守る気がないということで潔さを出せばいいが、その結果どうなろうと自己責任であるので何の問題もないだろう。

> 賛否両論を抱える党内に亀裂が生じるのを避けた面が大きい。政権復帰を目指すなら、重要政策で責任ある姿勢を示さなければ、国民の支持は得られまい。

この指摘は間違っている。責任ある判断をするには、拙速な判断ではなく情報を精査して判断するしかない。現時点で反対派が多かろうが少なかろうが、情報不足で拙速に判断するのは危険という判断をするのは責任政党として正しい事だと思う。

 前のめりになっている推進論者にはAPECでの参加表明が必要なのだろうが。それこそが無責任と言う物だ。

2011/11/06 14:14

Commented by hoisassa さん

>菅直人前政権以来の議論で論点は出尽くしている。

え〜???
やっと最近になって国民的な議論になってきたところなのに…
産経も苦しい言い訳ばかりですなぁ・・・

2011/11/06 14:25

Commented by aokeys さん

To 遠州報國隊さん

>愛媛大学の農学部のとある先生も、「遺伝子組み換え作物はネガティブキャンペーンのお陰で、考えられる限りの安全検査が行われているから、こんなに安全な食物はない。遺伝子組み換えでない作物こそ、安全検査なしで人体実験をやっているようなものだ。」「毒キノコは、遺伝子組み換え作物ではない。このように、天然・自然の作物にこそ、有害物質が含まれている可能性は高い。なぜならば、検査がほとんどおこなわれないからだ。」という内容の、逆説的な意見を書いてました。
>
>なかなか面白い表現だと思いました(笑)

 面白いですね。正論とは思いたくはない正論ではあります。極論すれば、遺伝子操作は人類は既に長年やって来ています。遺伝子の交換による分離と拡散とを上手く利用して徐々に固定化していますね。観賞魚や蘭等が有名です。

 ただ・・・そこに知的所有権が絡んでくるので、遺伝子組み換え作物の自由化については賛成しかねますが。

2011/11/06 14:34

Commented by pochimaru さん

古森様 久しぶりにお邪魔します。

既成マスコミの賛成論調、ネットを中心とした反対論調と、はっきり別れている感のあるTPP論ですが、現状で双方を見比べてみると、反対派の論に正ありとの認識を持ちます。

古森さんが俎上に上げる「三人組」は当初よりTPPの全体像を明示してその問題点を逐一挙げていますが、産経紙面を含め賛成派からは情報小出しのオンパレード。視線逸らしと言われてもやむを得ぬ状況です。
また昨年の菅氏の表明からこの夏まで、賛成派からは「TPP=農業問題」とだけ流布されていたことから見て、その後24項目だのサービスだのと、あれもこれもと出している姿勢に真摯さを感じろと言うのは無理です。

裏に何かあると勘ぐるのは愚だ!と言う方が可笑しく聞こえます。

2011/11/06 16:39

Commented by izaiza1219 さん

pochimaruさま

>古森さんが俎上に上げる「三人組」は、当初よりTPPの全体像を明示して、その問題点を逐一挙げています

横レスで失礼します。
中野先生は、こうもお話のようです。
アメリカは一般教書演説で、米韓FTAで7万人の雇用を増やした、アメリカ人の雇用を7万人増やせたと凱歌をあげました。これは言い換えれば韓国の雇用を7万人奪った、ってことなんですよ。これだけ譲歩して、これだけ自国の市場を差し出してやればですね、それはアメリカ喜びますよね。」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65772646.html

大学院で経済学を教える専門家にイチャモンをつけては笑われますけど、アメリカで増えた雇用はちょうどきっかり韓国で減る、というのは正しいんでしょうか。
全体像のコアに、そうした事実(貿易は基本的にゼロサムゲームで、奪うか奪われるかである)が在るとすれば、中野先生のおっしゃる通りで、オバマ大統領も「してやったり」とほくそ笑んでいるでしょうね。

しかし、この7万の雇用増は、米韓FTA締結後に見込まれる対韓輸出の増額を米国の被雇用者平均賃金で割ると7万になるという、ただそれだけのことではないでしょうか。
わが国の繊維・造船・家電・自動車…産業が伸びるなかで、アメリカの該産業被雇用者が減り、中には消えたに等しい現象が起きたのは確かで、生活設計を狂わされた人々も大勢いたでしょうね。
それは分かるのですが、先生が明示されるゼロサムゲームの全体像には、そうなのかなぁ…と。



2011/11/06 19:41

Commented by よもぎねこ♪ さん

>そして今の医療保険制度、あるいは医療、食品の安全、また外国人労働者の問題など厚生労働省が管轄するところで、日本の国民の皆さまにとって、望ましくないということがあれば

http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/2r9852000001tghx.html

 おお、小宮山厚生労働大臣がちゃんと記者会見で、「食品の安全」もTPPに関係すると言っているではありませんか?

 この記者会見は10月28日ですよ。

>例えば遺伝子組み換え作物や農薬など個別の安全基準は現在は議論されていない。

 今後議論されるに決まってるのです。

 遺伝子組み換え食品が安全かどうかの議論は別として、TPPでこれを交渉する事はきちんと報道するべきです。

 日本は民主主義の国で、アメリカもこの要求を公表しているのです。 しかも9月16日に公式文章を日本に渡しているのです。

 それを一月半も隠蔽し続けるって、何処の共産主義国家の新聞ですか?

 

2011/11/06 21:59

Commented by yuurimorucot さん

今何故?っていう疑問が一番大きいですね。
日本にはもっと今やらねばいけないことが山積みのような気がするのですが。
賛成、反対のご意見を出来るだけきいていますが、
いつになく大手マスコミは賛成論一色で気持ち悪いですね。
でも今のところ、反対論述べてる人の方が、説得力が勝る気がします。  ただ、イデオロギー的に同調できない人達も反対してるので、どうだかな~~と言う気も....。

でもね、グローバル化が果たしてそんなに必要なのか??
最近のヨーロッパを見てたら、 少なくともイギリスはユーロに入らない孤立の道を選んで、正解!!でしたよね。

2011/11/06 22:06

Commented by きんちゃん さん

To よもぎねこ♪さん

APECでの発言、一般教書演説でもオバマさんの戦略は明らかなのに一切報道しませんよね。
どーして開国論なんて信じられましょうか?

明治維新の不平等条約に、どれほど苦しんだことやら
TPPも同じ事です。
きっぱりと不参加すべきです。

2011/11/06 22:20

Commented by izatoru さん

To yuurimorucotさん
>最近のヨーロッパを見てたら、 少なくともイギリスはユーロに入らない孤立の道を選んで、正解!!でしたよね。

やはり、ユーロに入らなかった英国を思い出しますよね。(ギリシアに相当するのは、関税ゼロであぶり出される国。ハンディ無しで巨人と勝負するような国)
ユーロ: 通貨変動ゼロ同盟
TPP: 関税ゼロ同盟

2011/11/06 22:35

Commented by 無駄話 さん

日本でTPP賛成論者とくにマスコミはTPPの24項目にわたる協議項目について,個別に詳しく定量的に解説(日本の利益,アメリカの意向)すべきでしょう。マスコミだってTPPから無縁では居られないはずです。

放送局の外資20%以下の規制など第一に問題になるでしょうね。もっとも日本の親中親韓マスコミがアメリカ資本に買収されて親米になるならその方がましかもしれない。シナ資本に買収されても今とは大して変わらないだろう。じゃあ,これに限ってはTPPに賛成しよう。
 しかし,このように一項目毎に賛否を言わせないのがTPPの怖いところ。結局のところ,なぜFTA交渉ではいけないのかが怪しいところと素朴に思いますよ。

2011/11/06 22:37

Commented by hoisassa さん

TPP賛成38%、反対36% 内閣支持初の50%割れ

 共同通信が5、6両日に実施した全国電話世論調査で、環太平洋連携協定 (TPP)問題をめぐり「参加した方がよい」は38・7%、「参加しない方がよい」は36・1%と拮抗していることが分かった。参加した場合の影響を政府 が十分説明していないとの回答が78・2%に上った。説明しているとの答えは17・1%だった。

 消費税率引き上げも賛成は50・4%、反対は48・1%と意見が割れた。野田内閣の支持率は47・1%で、前回調査より7・5ポイント減。50%を割ったのは9月の政権発足後初めて。

2011/11/06 16:45 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011110601000237.html



国民は誰も議論が尽くされているなんて思ってませんよ?
今回の産経の記事は醜悪ですな。
民主主義の否定に値するファシズム記事だわ(笑)。
朝日新聞に「軍靴の足音が聞こえる」って書いてもらうか…書かねーかアイツらもw

2011/11/06 22:41

Commented by きんちゃん さん

一番の既得権益はマスコミのような気がするwww


まあ、ウーオルストリートジャーナルが駅売りになってから反対論を唱えればいいさ

2011/11/06 23:06

Commented by 03babybirds さん

自分たち農村に生きる人間は過去の人たちとは違って自信を持って自分の作物を作っている。
北陸・東北はいざ知らず、いまや除草剤や農薬を使う農家は無い。健康問題は別としても、第一金がかかる。
都市に住む人びとが味と健康に目覚めるのはいつの日か分からないけれど、それが永遠に来なくても我々は困らない。
日本の農業は縮小の一途を辿っている。国民経済と食糧安全保障に関しては問題があるが、「この国の危機意識が自己派生的でなく、外的なショックでしか喚起できない」のであれば致しかたの無いことである。
 
昔とは違って今は人が多様な価値観に生きる時代である。「安ければ良い」と言う人がいるならば、それも容れる。
本来は日本の農業は耕作者一人当たりの収穫高の大きさを競う性格を持ってはいない。今その規模の拡大を叫ぶ農水省・JAの声に耳を傾ける農業者はいない。
みんな馬鹿ではない。いつまでも国家の補助や調整金を当てにしているものか。
TPP?関税ゼロ?良いじゃん。やれば?
「そんな見解で将来の日本の・・・」、分かってるって!
だが、自分たちは親父たちとは違う。人並みの人生、人並みの負担。それ以上は御免こうむる。

2011/11/07 01:31

Commented by maru145san さん

農業に絞ります
ニュージーランド外務省「既存TPP合意文書」で
農産品の輸出に係わる「補助金」の排除がすでに、合意されてます。
1)アメリカの中小農業従事者で、補助金を受けている農家は輸出できなくなる可能性があります。(モンサン等の大手企業は別)
2)日本の農家(特に米)に対する補助金は関税障壁の対象になる可能性があります。ましてや、農家の「個別保障」は、国内向けで外国にとっては単なる「障壁」です。

農業のみに関するTPPの私の意見 「賛成」です。
1)経済連の解体(屋上屋を架す必要が無い)
2)農協が各農家の実情を把握している。
3)農協の株式化(優先的に各農家に株式を取得させ、株式の51%は農家があくまでも取得し、金融商品化させないよう国も一部株を保有する)
4)農産品を戦略品として海外に販路をの可能性がある。

農業以外のTPPに関する私の意見です 「反対」です。
一番は「医療」「保険」ですね。

2011/11/07 02:20

Commented by Wingwrong さん

>一番の既得権益はマスコミのような気がするwww

そう、これなんです。
右派左派こぞって全マスコミが賛成してるせいで、
むしろ一番得をするのがマスコミなんじゃないかという疑いが。

でもいくら考えてもどう得するのかが思い浮かばないクマ脳(´・(ェ)・`)

2011/11/07 04:51

Commented by kakuma1875 さん


古森様
自社の社説をコピペしなくても良いのです。私たちは産経新聞を読めるのですよ。それよりも米国の情報を提供するのが貴殿のお仕事ではないでしょうか。

医療保険制度に関し、TPPに対する懸念が国会や医師会で大きく取り上げられています。小宮山大臣がUSTRの資料を受領しながら、医療保険制度はTPPで議論になっていないと答弁しています。

この問題は、貴殿がお仕事をされているワシントンで、反自由貿易運動を行っている市民団体CTCが、TPPの各国交渉団から情報を入手し、その経緯を曝露しています。
http://www.citizenstrade.org/ctc/

この頁の最上段の「Leaked Trans-Pacific FTA Texts Reveal U.S. Undermining Access to Medicine」の記事です。
多くの証拠資料を引用して解説していますので信頼できる情報だと思います。大手製薬会社や医療機器製造会社の利益拡大のため、交渉相手国に薬価や医療費の改定を求める要求を出しています。また、大手製薬会社とオバマの選挙資金、USTR職員との関係も書かれています。

2011/11/07 10:41

Commented by きんちゃん さん

日本のTPP問題についてマトモな報道

【【必見!!】 報道特集 TPP アメリカの思惑とは 1/2 2011年11月05日 】
http://www.youtube.com/watch?v=WEHkR69FZQM
【【必見!!】 報道特集 TPP アメリカの思惑とは 2/2 2011年11月05日 】
http://www.youtube.com/watch?v=aA55qGho9Sk

アメリカでも反TPP運動が行われているようですね。
http://www.citizenstrade.org/ctc/blog/2011/09/12/photos-from-the-chicago-week-of-action-on-trans-pacific-trade/

アメリカではオキュパイ運動が大いに盛り上がっているようです。
オークランドなんて凄いことになっているようですが日本で報道はされないみたいですね。
これって一部の金持ちと一般庶民の格差是正を訴えているけどTPPも議論の対象になってるようですね。
ブルーカラー、つまり肉体労働者のための製造業の雇用を取り戻せ、ということでしょう。
要は「人件費の安い中国などの国々に仕事が出て行ってしまった」ことへの反感です。
彼らの感覚では、「アメリカ中国から失業を輸入している」
ということなのかも知れませんね。
行き過ぎた自由貿易はまさに、「失業の輸入」に他ならない、ということです。

2011/11/07 11:37

Commented by Wingwrong さん

TPPに加入すればマスコミに外資系が入ることが許されるんですね。
知りませんでした。これって十分マスコミのメリットですね。

特に産経は、言っては悪いですが売上がよろしくないようなので、
アメリカの外資に株主になってもらうことは十分メリットですね。
朝日や毎日なんかにしても、特定アジアから利益供与受けて、
今まで以上に反日記事に力を入れられるってもんです。

2011/11/07 12:14

Commented by izaiza1219 さん

To Wingwrongさん
>>一番の既得権益はマスコミのようなwww
>
>むしろ一番得をするのがマスコミなんじゃないかと

今朝の正論欄は稲田朋美代議士の論考でした。
稲田さんは「最大の非関税障壁とされる国語は守れるのかという文明の危機問題として議論しなければならない。…TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ」と言います。

ユニクロや楽天が社内公用語を英語にするとか報じられていましたけど、それが法制化されるということでしょうか。
義務化はかなわないし、力を注いだ朝鮮での国語教育でも、日本語の分かる朝鮮人は昭和17年で20パーセントの由(『事典 昭和戦前期の日本』)で、うまく行かないだろうし、愛すべき稲田さんの懸念ですがキユウの気がしました。

ただ、新聞販売店を止め、外国紙と同条件で駅やコンビニで売るように、という要求くらいはするかな…
まさか、英語で書け!の要求はないでしょ。(新聞が読めなくなってしまう)

でも、敬すべき西村眞吾氏も「TPPは将に、我が国が日本でなくなるということ」と記される。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=681

私には、よもぎねこ♪ さん御紹介の小宮山厚労相談話が一番まともに思えました。
①政府は、関連情報をあとう限り集めている
②しかし、交渉に参加してみないと、詳細は分からない
③したがって、交渉に参加し、日本の考えを枠組み作りに反映させる必要があると自分としては考える
厚労省関係で言えば、医療保険制度、医療や食品の安全、外国人労働者の問題などで、国民にとり望ましくない点があれば、それは主張し、受け入れられなければ加入しないという判断もあり得る

イリノイ州に出た三菱自動車が女性従業員へのセクハラを奨励しているとかのメチャクチャな話で米行政機関に訴訟を起こされ、不買運動に苦しんだ挙句、50億円だかを払って事を収めたことがありました。
高山記者によれば、そんな話がうじゃうじゃあり、アメリカには疲れますけど、要は、進出企業だけが割を食う法規制は減らしていこうということではないのか、と。
甘いか。

2011/11/07 12:47

Commented by pochimaru さん

To izaiza1219さま  こんにちは。

>pochimaruさま
>
>中野先生は、こうもお話のようです。
>
>大学院で経済学を教える専門家にイチャモンをつけては笑われますけど、アメリカで増えた雇用はちょうどきっかり韓国で減る、というのは正しいんでしょうか。

私はガチガチの文系頭で、加えて経済系の授業科目にも縁がありませんでしたから、経済・数値という面からのお話はできませんが、
① ある瞬間で区切れば、米韓間でその分野で生産の移転がなされるのでしょうから、それに伴う雇用が韓国から米国へ移ったとみられると思います。
② 但し米韓間には、人口比6対1、GDP比14対1の開きがありますから、米国の雇用7万人増が即、韓国の雇用減7万人という絶対数にはならないでしょう。
7万増=7万減は単に「言葉の例え」で、それに相当する分の労働力が不要になる(この部分では人間ではなく生産におけるゼロサム)と見た方が適当かも知れませんね。

>わが国の繊維・造船・家電・自動車…産業が伸びるなかで、アメリカの該産業被雇用者が減り、中には消えたに等しい現象が起きたのは確かで、生活設計を狂わされた人々も大勢いたでしょうね。

ただ、あの当時はパイが膨張しているさなかでした。工業国はごく僅かで、開発・市場余地のある途上国がほとんどであり、「(日本人を含めた)生活設計を狂わされた人々」の吸収先が十分にありましたから。
しかも、日本人は進出先の制度に沿うものをつくって輸出し、決してその国の制度に『参入障壁だ』との『イチャモン』はつけなかったのですが…。

ところでTPPについてはP4と呼ばれる原始締結国(4カ国)、後発参加国(5カ国)計9カ国のうち、NZ,米国を除く7カ国(9分の7)との間で日本は既にEPAを締結しています。改めてこれら7カ国を含めた協定締結の必要性が見えません。そんなところも反対派に正ありと思う所以です。



2011/11/07 13:22

Commented by きんちゃん さん

TPP加盟:賛成でまとめられるのか
http://allatanys.jp/B001/index.html
池内 正人 元日本経済新聞経済部長・テレビ東京副社長
>お隣りの韓国はTPPには参加しない。その代わりアメリカEUヨーロッパ連合)、ASEAN東南アジア諸国連合)など、重要な貿易相手国と積極的に2国間のFTA自由貿易協定)を結んだ。
>政府が「韓国の生きる道は工業品の輸出以外にはない」と宣言。農民などの反対を抑えるため130兆ウォン(約9兆円)を農業の競争力強化費として支出した。規模の差を考慮すれば、日本では20兆円を超える財政支出である。
>このように国が明確なスタンスを示し、それに必要な財源を用意する。日本でも、そういう手順が不可欠ではないだろうか。TPPへの参加は賢明な選択だと思うが、あまりにも不用意な参加表明はかえって問題をこじらせる危険がある。
>国際会議で態度を明らかにし、それを旗印に掲げて国内の意思統一を図る。それが野田流の戦略なのかもしれない。積極性は感じられるが、その不用意さにはどうしても大きな疑問が残る。

賛成派の方からも疑問が残るって記事が出てきましたね。
そりゃそうだわな。
国民のほとんどが納得出来る説明を受けてないんだから。

2011/11/08 00:32

Commented by Wingwrong さん

今まで日本系企業はアメリカに進出する際に、
頻繁に後付けの法律持ち出されてはひどい損害を受けてきてますよね。
アメリカのそういう横暴をとめることができるのなら、
TPPにも多少は意味あるかもしれませんが、それはないのでしょう?

であればやっぱり外国人移民問題と袂を同じくして、
結局は「失業率の輸入」にしかならない気がします。

2011/11/08 14:12

Commented by 遠州報國隊 さん

To Wingwrongさん

>今まで日本系企業はアメリカに進出する際に、
>頻繁に後付けの法律持ち出されてはひどい損害を受けてきてますよね。
>アメリカのそういう横暴をとめることができるのなら、
>TPPにも多少は意味あるかもしれませんが、それはないのでしょう?

ISD条項ってのは、もともと、まさしくその

「頻繁に後付けの法律持ち出され」

ることを防止するための条項でしたが‥‥
詳しくは、

・「ISD条項」についての考察
 http://fanalone1963.iza.ne.jp/blog/entry/2493367/

・「ISD条項で国民皆保険崩壊?混合診療解禁?」
 http://kongoshinryo.jpn.org/static/tpp_isd.html

をどうぞ。TPPで、NAFTAの投資協定の行き過ぎを是正できれば、世界のためになると思うのですがねぇ‥‥

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2011/11/06 13:17

TPPおばけの正体を見た! [加藤賢治の政治評論]

11/5(土)の夜、NHK-BSの「地球テレビ100」という番組で、TPPの特集をやっていた。その内容が興味深かったので、これを参考にして、TPPおばけの正体に迫ってみたい。 まず、TPPが、貿易だけ…

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